ナレーションや声優の仕事に興味があるけれど、副業にできるのか、実際どんな仕事なのか、どのくらい稼ぐことができるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
ナレーションは私も実際に行っている副業の1つです。
本記事では、ナレーションや声優の副業はどんな仕事か、メリットとデメリットを踏まえて詳しく解説しています。
ぜひ自身で副業を始める際の参考にしてみてくださいね。
ナレーション・声優の副業レベルは以下の通りです。
ナレーション・声優はどんな仕事?
ナレーション・声優の仕事は、台本やテーマに沿って音声を収録し、編集して1つのファイルとして完成させることです。
主な仕事内容としては、以下のようなものが挙げられます。
・Youtube解説動画や企業PR動画のナレーション
・Youtube漫画やアニメの声優
・ネット広告のナレーション
・各種収録音声のトリミング、つなぎ合わせ、ノイズ除去
収録する音声の長さは案件によって様々で、5分程度のものもあれば1時間程度のものもあります。
今では企業案件だけでなく、個人でYoutubeに動画をアップロードする人が増えてきているため、副業として軽く取り組むことができる案件も多くなっています。
ナレーション・声優の副業はどのくらい稼げる?
副業としてナレーション・声優で稼げる金額の目安は、月30,000円程度と考えられます。
基本的にナレーション・声優は単価報酬制となっており、収録する音声の長さによって異なります。
おおよそ30分の動画に対して1,000円程度の報酬が相場かと思われますが、音声としては30分でもその後の音声編集に時間がかかりますので、動画の長さ=作業時間として時給を見積もらないように注意しましょう。
(クライアントによっては、案件のタイトルに「時給〇〇円!」と動画の長さを作業時間として換算して記載しているものがあります。)
《単価1本1,000円の案件を受ける場合》
1,000円/本 x 30本/月 = 30,000円/月
週に7,8本の音声を納品するイメージで、月30,000円の収入が達成できます。
ナレーション・声優は初心者でも始められる?
ナレーション・声優は初心者でも始めることが可能です。
基本的には音声収録のためのマイクと、編集のためのPCや編集ソフトさえあれば、誰でも参入できる副業です。
編集も特別なスキルは必要なく、最低限トリミングとつなぎ合わせ、ノイズ除去ができれば問題ありません。
声優案件であればクライアントの求める声質を作ることができる方が有利かもしれませんが、ナレーション案件であればハキハキとした声と、ある程度の滑舌さえあれば問題なくこなせます。
(実際私も滑舌はあまりいい方ではありませんが、ナレーションであれば聴きやすいゆっくりとしたスピードを求められることが多いので誤魔化せています。)
声に自身があったり、声の仕事に興味がある方は副業から始めてみるのがおすすめですよ。
ナレーション・声優を副業にするリスクは?
ナレーション・声優の仕事は金銭面でのリスクはほとんど無いといえます。
PCも音声の編集ができれば良いのであまり高スペックなものでなくても問題ありません。
編集ソフトも無料で優秀なものがありますので、初期投資として必要なものは収録用のマイクになりますが、こちらも副業レベルであれば数千円ほどの安価のもので大丈夫だと思います。
強いてリスクを挙げるとするならば、声による身バレのリスクでしょうか。
顔出しはしていないため、なかなか声だけで個人を特定することは難しいのではないかと思いますが、身バレは絶対にしたくないという方であれば多少のリスクになるといえます。
ナレーション・声優のメリット
メリット① 在宅で仕事ができる
ナレーション・声優の仕事は受注から納品まですべてネット上で完結できます。
そのため、収録環境によるところもありますが、在宅ワークとして好きな時間に仕事ができることが大きなメリットとなります。
まとまった時間がとれない日があっても、納期さえ守れば自身のライフスタイルに合わせて仕事ができるため、副業としてピッタリの仕事だといえます。
メリット② こなした分だけ確実に収入になる
世の中には、いくら頑張っても結果として収入にならない可能性がある副業もあります。
収入を得ることを目的に副業をしているのであれば、大量に時間と労力を注ぎ込んでも収益が無ければ無駄になった気持ちになってしまいます。
一方で、ナレーション・声優の仕事は案件ごとに報酬が約束されたものです。
1本あたり1,000円の案件があれば、5本納品して5,000円、10本納品すれば10,000円と、取り組んだ分だけきっちり収入として返ってきます。
大きな収入を見込めずとも、こなした分着実に報酬を得たいと考えている方にとってナレーション・声優の副業はおすすめです。
メリット③ 「役を演じる」という非日常を楽しめる
人によるところもあるかと思いますが、少なくともこの記事にたどり着いた読者の方は、声の仕事に興味を持っている方だと想像します。
ナレーション案件であっても、声優案件であっても、普段の話し言葉をそのまま収録するわけではないですよね。
普段の自分とは違う役を演じる、ということを、私は楽しんで仕事をしています。
また、自身の声というアイデンティティが商品になることで、自分自身にも自信が持てるようになります。
役を演じること、自身の声を売り出すことにワクワクするような方であれば、ぜひナレーションや声優の副業にチャレンジしてみてほしいです。
ナレーション・声優のデメリット
デメリット① 初めのうちは単価が低くなりがち
ナレーション・声優の仕事はかかる時間の割に低報酬になりがちな印象を受けています。
特に初めのうちは、うまく声が出せず撮り直しが多くなったり、音声の編集に想定以上の時間がかかります。
案件内容に記載されている、動画の長さ=作業時間ではないことに注意してください。
案件によっては、「時給〇〇円!」と記載して募集しているものもありますが、作成する動画の長さで時給換算しているものがほとんどです。
仕事を受ける際には、実際の作業時間を見積もった上で検討するようにしましょう。
また、案件を探していると破格の単価のものがあることがありますが、ほとんどが成人向けの音声募集となっているため注意です。
案件内容はしっかり確認するようにしてくださいね。
デメリット② 収録環境を整えるのが難しい場合がある
ナレーション・声優の副業は在宅でもできるとメリットでお伝えしましたが、Webライター等のPCのみを使った仕事と異なる点は、収録環境を準備する必要があることです。
例えば、自分の部屋を持っていない場合、家族が自宅にいるとクリアに音声が収録できない可能性があります。
壁がそこまで厚くないアパートなどの部屋であれば、深夜に収録しようものなら隣人とのトラブルにもなりかねません。
声の副業を始める前に、まずはクリアに音声を収録できる環境にあるか、収録時間は十分に確保できるかを必ず確認するようにしましょう。
デメリット③ 体調により収録できない場合がある
当然ですが、ナレーション・声優は自身の声を使った仕事です。
風邪などで体調を崩してしまうと喉に影響が出る方も多いのではないでしょうか。
収録しようにもそもそも喉を痛めているようでは声質も変わってしまい、収録できる状況ではなくなってしまいます。
体調不良により案件をこなせない場合には、早めにクライアントに連絡を入れるようにしましょう。
声を使った仕事をするのであれば、普段から体調管理や喉のケアが重要ですよ。
仕事はどうやって見つける?
初心者はまず、クラウドソーシングサイトで案件を見つけるのがおすすめです。
クラウドソーシングサイトでは企業や個人を問わず幅広くナレーターや声優を募集しており、案件のジャンルも様々であるため、自身にあった仕事が必ず見つかります。
ほとんどの場合、複数の応募の中からクライアントが契約するワーカーを選ぶ形になりますので、初めのうちは単価の高い案件を無理に選ばずに動画編集の実績を積み上げることに注力しましょう。
(もちろん高単価の案件への応募にチャレンジしてみるのもOK!)
おすすめのクラウドソーシングサイトはクラウドワークスです。
クライアントから事前に報酬をクラウドワークスが預かり、案件完了後にワーカーに支払う「仮払い」という方式を採用しているため、報酬の未払いによるトラブルがありません。
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まとめ
本記事のポイントをまとめます。
いかがでしたか。
私は本職がメーカーでの研究開発職ということもあり、普段から行っている研究発表で培ったナレーションスキルを活かしたいと思い、この副業を始めました。
とっても楽しくお仕事できているので、自身の声を売り出してみたい方、役を演じる楽しさを味わってみたい方は、ぜひチャレンジしてみてください!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。